最近の注文住宅界隈でよく見るキーワード。
それがファミクロ。
今更説明するまでもないですが、ファミクロとはファミリークローゼットの略で、家族の衣類を一つの場所にまとめる事です。
洗う→干す→たたむ→しまう
をまとめて行うことで効率的な家事動線にできる事が人気の理由でしょう。
しかしながら、我が家ではファミクロは採用しませんでした。
我が家ではファミクロは不採用。その理由とは?
非常に流行っているファミクロですが、我が家では採用せず個別のクローゼットになっています。
なぜこんなにも人気なファミクロを我が家では採用しなかったのか。
実は明確な理由があった不採用になったわけではなく、
そもそも間取り検討中に候補に上がらなかった
というのが正しい表現になります。
よく見るファミクロを採用した間取りはこんな感じでしょうか。

ランドリールームから繋がったファミクロを設けて、更にLDKや玄関ホールとも繋げるパターン。
乾太君やランドリールームで乾かす
↓
乾かしたら隣のランドリールームにしまう
↓
朝はカバンや上着などを取って外出
という流れは確かに非常に効率的な動線になっていると思います。
ただ、この流れを考えた時に素朴な疑問が生じてしまうんですよね…
着替えはどこでするの???
子供が小学生くらいまでは別にいいと思うんですが、中学生以降は順番にファミクロ内で着替えるのでしょうか?
それともファミクロから着替えを取って、自分の部屋に戻って着替えるのでしょうか?
ファミクロ内の場合には着替え待ちが発生してしまうし、いちいち自分の部屋に戻るはかなり面倒臭い気がする…
子供が大きくなった後どうするのか気になってちょっと調べてみましたが、コレ!という良いアイデアは特に見つかりませんでした。
ファミクロが向いている人・向いていない人
我が家の場合には
- 三世代6人家族と単純に人数が多い
- 子供はすでに小中学生
- 専業主婦のため家事ラク動線はそこまで重要視されない
- 一階に両親の寝室があるため一階のボリュームが多い
など改めて考えてみると、ファミクロを設置しにくい条件がそろってしまっているんですよね。
一方で
- 家族の人数が少ない(3~4人)
- 子どもがまだ小さく、親が服を管理
- 洗濯→収納→着替えまで1か所で済ませたい
- 洗濯を時短で完結させたい
という場合には人にはファミクロは非常に便利だと思います。
我が家の収納計画
我が家では先ほどの通り各部屋にそれぞれクローゼットを設けているため、基本的に自分の荷物は自分の部屋にしまいます。
服が多い妻については寝室に妻用の広めのウォークインクローゼットを設け、着替えもその中で行える予定。
また、一階がLDK+水回り+両親の寝室になっているためボリュームが多く、相対的に2階のスペースが余りがちなんですよね。
そのため2階に納戸を設けて、各自のクローゼットから溢れた衣類、季節物、その他何でもぶち込んでいく計画です
まとめ:家族構成と生活動線がカギ
「ファミクロ=便利」と思いがちですが、必ずしもすべての家庭にとって正解とは限りません。
我が家のように、二世帯住宅での大人数の暮らしのような構成では、“共有”よりも“個別”のほうが快適でストレスが少ないというケースも多々あります。
家づくりで間取りを考えるときは、「流行っているから」ではなく、自分たちの暮らし方に合っているかをじっくり検討するのが大切だと実感しました。