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ヘーベルハウスで二世帯住宅を建て、2026年4月末から3世代6人で暮らしています。FPの資格を持ち、外構は11社に相談して6社の詳細見積もりを比較しました。もっと詳しいプロフィールを見る
外構について調べていると、出てきた見積もりを見て、「こんなにかかるの!?」と驚いた話をよく聞きます。
我が家もまさにそうでした。資金計画は、ハウスメーカーと仮契約した時点の外構予算をもとに組んでいたんです。ところが、打ち合わせが進んでハウスメーカーの外構部門から見積もりが出ると、金額は当初の予算の約2.6倍。現実とのギャップに、正直かなり驚きました。
そこから業者を比べ、家計を見直し、最終的にはハウスメーカーの見積もりより3割以上安く契約できました(カーゲートを外し、ガレージの改造などを足したうえでの契約額の比較です)。しかも、庭でやりたいことはほとんど諦めていません。
この記事では、予算オーバーが分かってから実際にどう動いたかを、順番にまとめます。
結論から言うと、我が家がやったのは「業者を比べる → ライフプランを見直して予算上限を再検討 → その中で工事を調整する」の3ステップです。

実際にはSTEP2「予算上限の再検討」とSTEP3「工事を調整」を何度か往復しながら進めていき、無理のない予算と、やりたい工事のバランスを探っていきました。
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| こんな悩みがある方へ | 詳しい記事 |
|---|---|
| 見積もりの金額差をどう判断すればいい? | 総額の比べ方 |
| 同じ商品なのに価格が違うのはなぜ? | 単価の比べ方 |
| カーポートの見た目や柱の位置で迷っている | カーポートの選び方 |
| 目隠しと見通しをどう両立する? | 目隠しフェンスの高さ |
| 駐車場の仕上げをどう選ぶ? | 駐車場の仕上げ |
①我が家の外構が予算オーバーした4つの背景
振り返ると、我が家の外構が予算を大きく超えた理由は4つありました。
- 最初の外構予算が甘かった:ハウスメーカーとの仮契約の段階では外構は全く決まっておらず、ハウスメーカーに言われた概算金額をそのまま資金計画に入れていた
- 予算不足に気づいたのは家の打ち合わせが進んでから:外構の見積もりが出たのは家本体の費用が見えてきた段階で、ようやく外構の現実が分かった
- 庭が広いと面積で金額が膨らむ:同じ仕様でも、施工範囲が広いぶん総額が大きくなる
- 土地の形状によっては削れない工事がある:我が家では土留めと排水処理が必須だった
特に1つ目は、多くの方に当てはまると思います。家の契約時に外構までは決まっておらず、とりあえずハウスメーカーに言われた金額で予算を組んでいる人も多いのではないでしょうか。最初の予算を確定した金額のように扱ってしまうと、我が家のように後から大きなズレが出ます。
②予算オーバーしたら、削る前に業者を比べる
一番効いたのは業者選びだった
見積もりを見たとき、最初に考えたのは「他の会社なら安くなるのでは」ということでした。そこで合計11社に声をかけ、単価入りの詳細見積もりを6社から取っています。ハウスメーカーの見積もりは、その6社の中で最も高い金額でした。
当初の予算を100%として、金額の変化を並べるとこうなります。

契約時点の金額で比べると、ハウスメーカーの見積もりより約34%低くなりました。ただし、当初の予算には収まっていません。この差をどう埋めたかは、③で紹介します。
もうひとつ補足すると、契約した内容はハウスメーカーの見積もりより工事が増えています。カーゲートを外した一方で、ガレージの改造と、裏庭の整備を足しているからです。この主な追加・削除工事を調整して比べると、差は4割弱に広がります。
数量や下地まで揃えた比較ではなく、植栽が未確定のため最終的な金額も変わる可能性がありますが、業者選びが一番大きな減額要因だったことは間違いありません。予算オーバーが分かったとき、いきなりやりたいことを削り始めるのはもったいないと感じています。
見積もりの依頼はハウスメーカーの内容に揃えた
他社に見積もりを依頼するときは、ハウスメーカーとの打ち合わせで決めた内容をなるべく細かく伝え、各社に同じような内容で見積もってもらうようにしました。カーポートや駐車場、フェンスの範囲、芝の範囲、植栽の本数、ブロックやフェンスの高さなどです。条件が揃っていないと、どこが安いのか比べようがないからです。
途中からは「なるべく範囲ごとに分けて見積もりを作ってください」とお願いするようにしました。各社が可能な範囲で対応してくれたので、項目ごとの比較がしやすくなっています。ハウスメーカーとの打ち合わせで費用感がつかめていたぶん、最初から現実的な内容で依頼できたのも良かった点です。
それでも、外構の見積もりは書式も範囲も会社ごとにバラバラで、総額を並べただけでは正しく比べられません。単価で比べても、掛け率・施工範囲・数量の違いで差が出ます。比べ方の詳細は、次の2記事にまとめました。
契約する業者は、価格を最も重視したうえで、打ち合わせでの説明やホームページ、施工実績から会社の信用を確認して決めました。外構は住宅より商品の選択肢が広く、新商品も次々に出ます。そのため、担当者の知識と熱量も判断材料にしています。
複数社の見積もりを集めるなら、まとめて依頼できるサービスを使うと手間を減らせます。我が家も一括見積もりサービスを使い、比較できる会社を増やしました。
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③外構の予算の決め方|上限は家計全体から決め直す
相見積もりでも当初予算には収まらなかった
新居の資金計画は、ライフプランシートで「新居にかけられる総額」を出し、その中に最初の外構予算を含めて組んでいました。業者を比べてかなり下がったとはいえ、当初の予算にはどうやっても収まりません。ここで、外構の予算そのものを見直す必要が出てきました。

増額できるかを家計全体で確認する
外構予算が足りないとき、我が家が選んだのは「家計を見直して予算を増やす」という方法でした。ただし、単純に予算を増やしたわけではありません。ライフプランシートを見直し、将来の支出も含めて家計全体で無理がないかを確認しました。
工事の内容を変える方法のひとつがDIYです。我が家もガレージの内装は業者に頼まず、自分でDIYする予定にしています。
工事内容の見直しも行いましたが、それだけでは予算不足を解消できませんでした。そこで、家計全体から外構に回せる金額を計算し直しました。
見直した予算の上限は、当初予算の約1.8倍。増えた分は、次の組み合わせで補える計算です。
- 車の買い替え頻度を落とす
- 家にお金をかけるぶん、旅行の予算を抑える
何を優先するかは家庭によって違うので、ここは各家庭の価値観で決めるところだと思います。我が家の場合は、毎日過ごす家の外まわりを、車や旅行より優先しました。大事なのは、外構の中だけで考えず、家計全体の中で増額できるかを確かめることです。
なお、ここで挙げたのは長い目で見た家計の調整です。契約や工事のタイミングで支払うお金をどう用意するかは、また別に考える必要があります。
我が家は外構の費用を全額住宅ローンに組み込みました。外構を住宅ローンに含められるかは金融機関や手続きのタイミングによって変わるので、早めに確認しておくと安心です。
④外構予算の配分|見送る・足す・守るを決める
上限が決まったら、その範囲で何にお金を使うかを決めていきます。項目ごとに精査し、総額を見ながら何度か見直した結果、こう分かれました。
| 分類 | 項目 |
|---|---|
| 削れないもの | 土留め、排水処理 |
| 見送ったもの | カーゲート、TM9(芝)、駐車場の全面タイル |
| 足したもの | ガレージの改造、裏庭の整備 |
| 守ったもの | 庭でやりたいこと(遊ぶ・BBQ・ガーデニング・眺める) |
削れないもの|土留めと排水処理
我が家の土地は形状の関係で、土留めと排水処理が絶対に必要でした。見た目には残りにくい工事ですが、ここを削る選択肢はありません。予算を考えるときは、まずこうした「削れない費用」を把握しておくと、残りの金額で何ができるかが見えやすくなります。
見送ったもの①|カーゲートは設置自体をやめた
ハウスメーカーの見積もりには、約86万円のオーバーハングタイプのカーゲート(ワイドオーバードア)が入っていました。ただ、本当に理想としていたのは、中が見えない重厚感のある約300万円のタイプ(ワイドシャッターS)です。

オーバーハングタイプでは、思い描いていた見た目にも防犯性にも届きません。かといって、理想のタイプは予算内に収まらない。そこで、安いタイプに妥協するのではなく、カーゲートの設置自体を見送りました。
「高いものを諦めて安いものにする」だけが調整の方法ではありません。中途半端になるなら、思い切ってやめるのもひとつの選択だと思います。
見送ったもの②|TM9をやめ、芝刈りは道具で楽にする計画に
ハウスメーカーの見積もりでは、芝は高麗芝でした。ただ、真夏の芝刈りの大変さを考えると、芝刈りの回数を減らせるTM9にしたい気持ちが強く、最後まで検討していたんです。
ネックは単価でした。高麗芝が1㎡あたり3,000円だったのに対し、TM9は6,000円と2倍。庭が広いので、この差は総額に大きく響きます。
考えが変わったのは、ロボット芝刈り機の存在を知ったときでした。調べてみると、高麗芝とTM9の差額以下で導入できることが分かったんです。
芝の品種で手間を減らすのではなく、道具で手間を減らせばいい。そう考えてからは、高麗芝で納得しています。まずは手持ちの芝刈り機で管理し、大変になったらロボット芝刈り機を入れる予定です。
見送ったもの③|駐車場の全面タイル
駐車場は、本当は全面タイルにしたかった場所です。ただ、面積が大きいぶん土間コンクリートとの金額差も大きくなります。しかも普段は車が止まっているので、実は床はほとんど見えないんですよね。そこで、道路から見える入口部分だけを石張りにし、車の下になる部分は土間コンクリートにしました。
足したもの|ガレージの改造と裏庭の整備
業者を比べて浮いた分で、ハウスメーカーの見積もりにはなかった工事を2つ足しました。
ひとつはガレージです。祖父の代から30〜40年使ってきたもので、建て替えに合わせて解体する話もありました。ただ、解体には概算で数十万円かかります。芝刈り機などガーデニング道具の置き場も必要だったので、残すことにしました。
リビングの正面にあって毎日目に入るため、不要なものを処分し外装を塗り直しました。さらに、薄暗かった室内を明るくするために左側の壁を大きな窓に変え、劣化していたコンクリートの床にはタイルを敷いています。内装はコスト削減のためこれから自分でDIYし、バーベキューやコーヒータイムに使うアウトドアリビングにする予定です。

もうひとつは、家の裏庭です。そのまま放置することもできましたが、今後活用することも考え、このタイミングで整備することにしました。
守ったもの|庭でやりたいこと
設備や仕様を見送った部分はありますが、庭でやりたいことはほぼ残しました。我が家がやりたかったのは、次の4つです。
| やりたいこと | 場所 |
|---|---|
| 犬や子どもと遊ぶ | 芝の庭 |
| バーベキュー | LDK周りのタイルテラス、ガレージを改造したアウトドアリビング |
| ガーデニング | 外から見える場所と、LDKの窓から見える場所の花壇 |
| 綺麗な庭を眺める | 庭全体(正直に言えば自己満足です) |
設備として見送ったものもあります。カーゲートをやめたので、出入口をゲートで閉じることはできません。それでも、庭でやりたい4つのことは守れました。目的を守り、実現の方法を変える。この考え方で調整しています。
お金のかけ方にもメリハリをつけました。門まわりは帰宅のたびに目に入る場所なので、「家に負けない外観」にしたくてタイルと天然石にし、反対に周囲や家の中からも見えない箇所は、コンクリート平板と防草シート+砂利で費用を抑えています。カーポートとフェンスの選び方は、それぞれの記事で詳しく紹介しています。
振り返ると見ていた3つのこと
打ち合わせの最中は、目の前の見積もりと向き合うので精一杯でした。ただ後から振り返ると、見送るか残すかを決めるとき、次の3つを見ていたように思います。
- 毎日目に入るか:見える場所には投資し、見えない場所は抑える
- 面積が広いか:施工範囲が広いものは、単価のわずかな差が総額に大きく響く
- かけた金額に見合うか:中途半端になるものや、別の手段で代わりがきくものは見送る
最初から決めていた基準ではありませんが、迷ったときに戻る場所として、これから外構を考える方にも使ってもらえると思います。
⑤まとめ|外構の予算オーバーは順番が大事
- 最初の外構予算は目安にすぎない。早めに見積もりを取って現実の金額を知る
- 予算オーバーしたら、削る前に業者を比べる。依頼内容はなるべく揃える
- それでも足りなければ、家計全体を見て増額できるか、工事の内容や時期を変えるかを判断する
- 上限の中で、削れないもの・見送るもの・足すもの・守るものを分ける
外構は、家本体の打ち合わせが一段落してから本格的に考え始める方が多いと思います。でも、そのころには予算に余裕がないことも少なくありません。我が家のように後から驚かないためにも、早めに外構の現実を知っておくことをおすすめします。
外構シリーズの記事一覧
- 見積もりの比べ方(総額):外構見積もりは総額で比較できない
- 見積もりの比べ方(単価):外構見積もりは単価でも比較できない
- カーポートの選び方:カーポートSC・FⅡ・プレーンルーフを比較
- 目隠しフェンスの高さ:目隠しフェンスは高さ180cm必要?
- 駐車場の仕上げ:駐車場の土間コンクリート仕上げは細かい刷毛引き
外構の見積もりを取るときは、やりたいことと優先順位を伝えたうえで、予算内でどう実現できるかを複数社に提案してもらうのがおすすめです。同じ要望でも、会社によって提案の内容も金額も変わります。
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※金額や仕様は我が家の2025〜2026年時点での見積もりに基づいています。敷地条件や外構業者によって異なります。
