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ヘーベルハウスで後悔したことは?住んで3か月の本音
家づくりの検討中って、良い口コミより先に、不安のほうが気になるんじゃないでしょうか。
私自身も同じ気持ちで、家づくり中は「〇〇 後悔」というワードでひたすら検索していました。
我が家はヘーベルハウスで二世帯住宅を建て、住み始めて3か月が経ちました。結論からお伝えすると、全体としては大満足です。ホテルライクな内装も、鉄骨の安心感も、静かさも、想像以上でした。ただ、実際に毎日暮らしてみると「あぁ、ここはもう少しこうしておけば」という小さな後悔が、じわじわと見えてきたんですよね。
この記事は、そんな“住んでみて気づいた後悔”を9つ、施主として正直に記録したものです。
あれだけ考えに考えて建てた家でも、やっぱり完璧とはいかないもの。その多くは、住んでみて初めて「あぁ、ここはもっと住んだ後を想像して詰めておけばよかった」と気づいたことばかりでした。
これから建てるあなたが同じ見落としをしないための、盲点リストとして読んでいただけたら嬉しいです。対策もあわせて書いていきます。
ヘーベルハウスの後悔ポイント早見表
まずは全体像から。
3か月暮らして気づいた後悔を、後悔レベル・タイプ・対策のしやすさで一覧にしました。気になる項目から読み進めてもらえます。
なお後悔には、ヘーベルハウス特有のものと、どんな注文住宅でも起こりうるものが混じっています。フェアに判断してもらえるよう、「タイプ」欄で切り分けました。
| 後悔ポイント | 後悔レベル | タイプ | ひとことで言うと | 対策のしやすさ |
|---|---|---|---|---|
| ① 階段の照明が暗い | ★★☆☆☆ | 全般 | 下りる時に足元が影になる | △ 後付けで対応中 |
| ② 東側の窓の朝日 | ★☆☆☆☆ | 全般 | 朝食時に日差しが強い | ◯ シャッターで調整可 |
| ③ ゴミ箱スペース45cm | ★★★★☆ | 全般 | 大きいゴミ箱が入らない | △ 寸法は変えられない |
| ④ コンセントの高さ | ★★★☆☆ | 全般 | 家具の上で見た目が微妙 | × 変更困難 |
| ⑤ 空調リモコンが廊下 | ★★★☆☆ | ヘーベル | 設定のたび廊下へ出る | △ 運用でカバー |
| ⑥ シャワーの水圧 | ★★★☆☆ | 全般 | 節水と快適のトレードオフ | △ ヘッド交換で解決可 |
| ⑦ 第一種換気のメンテ | ★★★★★ | 両方 | 脚立が要る高い位置 | × 位置は変えられない |
| ⑧ シャッターが電波式 | ★★☆☆☆ | 全般 | スマート化に別途費用 | △ 専用機器で対応可 |
| ⑨ 人感センサーの範囲 | ★☆☆☆☆ | ヘーベル | 点検で解決済み | ◎ 解決済み |
① 階段の照明が少し暗い
後悔レベル:★★☆☆☆/タイプ:注文住宅全般
まず一つ目は、階段の照明です。
デザインが気に入って「まゆはな」の黒を2灯吊ったのですが、正直、少しだけ暗いんですよね。特に困るのが下りる時。
光源が背中側になるので、自分の体が明かりを遮って、足元がふっと影になります。1階廊下のセンサーライトは、階段を下り切る直前まで反応しないため、暗がりを一瞬またぐような感覚になるんです。
原因は明確で、照明を「明るさ」でしか見ておらず、人が実際に下りる動作と、そこにできる影まで想像できていませんでした。位置と光の向きこそが階段照明の肝だったわけです。
対策
足元へのコンセント増設は近くに配線がなく大掛かりになるため、いまは充電式のセンサーライトを後付けする方向で考えています。これから建てる方は、階段照明を「下りる時の目線と影のでき方」で検討してみてください。段板下の間接照明やフットライトを足すだけでも、体感の安心感はかなり変わるはずです。
② 東側の窓からの朝日が強い
後悔レベル:★☆☆☆☆/タイプ:注文住宅全般
二つ目は、朝の日差し。
夏場はちょうど朝食の時間帯に、東側の窓から強い日差しが差し込んできます。西日は散々検討して対策も入れたのに、東の朝日は正直ノーマークでした。
日射というと、どうしても「西日対策」に意識が偏りがちなんですよね。朝その部屋で何をしているか、という生活動線と東窓の関係まで、頭が回っていませんでした。
対策
暑い日はシャッターを半分閉めて調整する予定です。これから建てる方は、朝食や在宅ワークなど「朝その場所にいる時間」と東窓の位置関係を一度チェックしておくと安心。ハニカムスクリーンや外付けブラインドを想定しておくのも有効だと思います。
③ カップボード下のゴミ箱スペースが中途半端
後悔レベル:★★★★☆/タイプ:注文住宅全般
三つ目は、地味ですが毎日効いてくる後悔です。
カップボード下に用意したゴミ箱スペースの高さが46.8cmしかなく、すごく小さいゴミ箱しか入りません。一般的な30Lのバタフライ式だと高さ60cmは欲しいところ。数字にすると、たった15cmの見落としなんですよね。

これは、収納を優先して「ゴミ箱はこのくらいのスペースがあれば大丈夫でしょう」、と軽く考えて実際に使うゴミ箱の実寸をちゃんと確認していなかったのが原因でした。ちなみにこれは、ヘーベルハウスに限らずどの家でも起こりうる、注文住宅あるあるの後悔だと思います。
対策
60cm以上を確保するか、いっそ全部を可動棚の収納にしてしまえばよかったと感じています。これから建てる方は、ゴミ箱スペースは「使う予定のゴミ箱の実寸、特に高さ」を先に測ってから寸法を指定してください。ここは後から広げられない部分なので、事前確認の価値が高いところです。
④ コンセントの高さ・位置の指定が甘かった
後悔レベル:★★★☆☆/タイプ:注文住宅全般
四つ目は、コンセントです。
床からの高さは全て通常よりも低めにするよう指定していました。ところが盲点だったのが、家具の上に来るコンセント。「家具から何cm上」という指定までできていなかったため、使う分には問題ないものの、見た目的に微妙な高さに来てしまった箇所が出て、少しがっかりしています。
コンセントを「壁単位・床基準」だけで考えて、その前に置く家具との関係で詰めきれなかったのが敗因ですね。この手のコンセントの後悔も、メーカーを問わず注文住宅全般でよく聞く話です。
[写真挿入予定:家具の上で高さが微妙になっているコンセント]
対策
これから建てる方への教訓型になります。コンセントは、その前に置く家具の高さまで図面に描き込んで、「床基準」だけでなく「家具基準」でも高さを確認してください。特にカップボード、テレビボード、デスク、ベッド上など、見せ場になる壁は要注意です。
⑤ 全館空調のリモコンが廊下にある
後悔レベル:★★★☆☆/タイプ:ヘーベル関連
五つ目は、全館空調の操作リモコン(受信機)の位置です。
室内のスッキリさを優先したこともあって、エアコンの受信機が廊下に付いています。温度設定を変えるたびに、わざわざ廊下へ出ることになるんですよね。基本は24時間稼働なので普段は触りませんが、春と秋の「つけっぱなしにしない時期」だけは、ちょっとした手間に感じます。
「常時稼働だからほぼ操作しない」という前提で見た目を優先してしまい、中間期のこまめなオンオフ運用を想定できていませんでした。入居が4月末だったので、これが地味に面倒だったんですよね。
対策
ヘーベルハウスでは何も言わないと廊下が定位置のようなので、これから建てる方は、空調リモコンを「よくいる部屋から操作できる位置」に置くのも一案です。見た目とのバランスで検討してみてください。ちなみに我が家の全館空調の実際の使い心地や電気代は、別記事でデータ付きでまとめています。
⑥ シャワーの水圧が弱い
後悔レベル:★★★☆☆/タイプ:注文住宅全般
六つ目は、いまも解決できていない正直な後悔です。
開閉ボタン付きの節水シャワーヘッドを使い、大本の水圧も絞っているため、シャワーの勢いが少し弱いんですよね。
やっかいなのが、単純に水圧だけ元へ戻せない点です。水圧を上げると、シャワーヘッドの開閉ボタンで止水したときに負担がかかり、破損の可能性があるとのこと。水圧を戻すならヘッドの交換も併せて推奨、という案内でした。つまり「節水」と「水圧の快適さ」がトレードオフになっていて、体感で確かめる前に設定を決めてしまったのが実情です。水圧の悩みはヘーベル特有というより、設備選び全般に共通するところだと思います。
対策
ヘッド交換で解決できると分かってはいるものの、費用と手間を天秤にかけて、いまだに踏み切れずにいます。これから建てる方は、節水ヘッドと元圧の設定は、入居後に体感で微調整できる余地を残しておくと安心。開閉ボタン付きヘッドを使うなら、止水時の水圧の推奨仕様も確認しておいてください。
⑦ 第一種換気の位置が高くてメンテが大変
後悔レベル:★★★★★/タイプ:ヘーベルの提案+自分の確認不足の両方
ここが、今回いちばんお伝えしたい後悔です。
フィルター交換のときに初めて気づいたのですが、1階の第一種換気の機器が、天井の高い土間部分(3m近い)に設置されているんです。扉で仕切ったシューズクロークの中にあるので、普段はまったく目立たず、見た目は確かにすっきりしています。
ところが、いざフィルター交換となると、かなり高い脚立を出さないと手が届きません。いまはまだ良くても、年を取ってからのこの作業を想像すると、正直ちょっとつらそうだなと感じています。フィルターは月1回の清掃が必要になるため、多少見栄えが悪くても室内側にするべきでした。
この後悔の背景こそ、実は今回の記事全体に共通するものです。
打ち合わせのとき、担当の方から「ここにしておきますね」と提案され、目立たなくて良いと思い、あまり深く考えずに了承しました。その場では、まさか数十年つきあうメンテナンスの動線が、こんなに大変になるとは想像できなかったんですよね。設備の「見た目・収まり」の提案って、その瞬間は良いと感じて、つい流してしまいがちなんです。
対策
これから建てるすべての方に一番強く伝えたいポイントです。定期的なメンテが必要な機器(換気・給湯・分電盤・各種フィルター類)は、「誰が・どんな体勢で・どのくらいの頻度で・メンテし続けるのか」を必ず確認してください。高すぎる位置や狭すぎる場所は、将来そのまま自分の負担になります。見た目の収まりと保守性のバランスは、契約前に一度立ち止まって考える価値があります。
⑧ シャッターのリモコンが電波式だった
後悔レベル:★★☆☆☆/タイプ:注文住宅全般
八つ目は、スマートホーム好きの方に効く後悔です。
我が家の三協アルミ製シャッターを、SwitchBotで自動制御しようと考えていました。ところが、リモコンが赤外線ではなく電波式だったため、SwitchBotでは対応できなかったんです。
スマート化の大前提である「リモコンの通信方式」を、機器を選ぶ段階で確認していなかったのが原因でした。
対策
一応、専用のリモート操作機器(約5万円)を買えばスマホ操作は可能になります。ただ、そこまでするか迷っている状態です。これから建てる方で、あとからスマート化したい設備がある場合は、リモコンの通信方式(赤外線・電波・専用アプリのどれか)を事前に確認しておいてください。
※機器の費用は製品や仕様により異なります。
⑨ 玄関の人感センサーの範囲が狭かった
後悔レベル:★☆☆☆☆(点検で解決済み)/タイプ:ヘーベル関連
最後の九つ目は、後悔から一転、無事に解決できた話です。
玄関からホールにかけての照明の人感センサーが、少し玄関の土間寄りに付いていました。外から帰ってきたときは問題ないのですが、逆にリビング側から玄関へ向かうときは、かなり玄関に近づかないと点灯せず、しばらく暗いままだったんですよね。
これは1か月点検のときに相談したところ、センサーの感度を調整していたカバーを外してもらうことで、感知エリアが広がって解決しました。
ここで伝えたいのは、入居後に気づいた小さな不満も、点検のタイミングで相談すれば直せるケースが多い、ということ。定期点検でこうした細かな声を拾ってもらえるのは、ヘーベルハウスのアフター面での安心材料だと感じています。これから建てる方も、気になる点は遠慮なく点検時に相談してみてください。
【コラム】ファインバブルは設置位置に注意
ここで、後悔とは少し毛色の違う「これから付ける人へのワンポイント」を挟みます。
最近人気の、マイクロファインバブルを発生させる機器についてです。我が家はキャンペーンで無償設置してもらえたのですが、その設置位置が少し中途半端で、本当は門を付けたかった位置と干渉してしまいました。
というのも、この機器は水道メーターとの配管の関係で、設置場所の自由度がかなり低いんですよね。人気だからと飛びつく前に、配管の制約で置ける場所が限られること、そして門やアプローチなど外構と干渉しないかを、事前に確認しておくのがおすすめです。トレンドの設備ほど、位置決めは慎重にいきたいところです。
逆に、心配したけれど後悔しなかったこと
ここまで後悔ばかり並べてきましたが、公平を期すために逆も書いておきます。建てる前は心配していたのに、住んでみたら杞憂だった、というポイントです。
ほどほどの断熱・気密でも、全館空調と組み合わせれば十分快適
正直、契約前は「鉄骨は寒い・暑い」という口コミを見て身構えていました。ところが実際は、全館空調との併用で梅雨時期でも不満のない快適さ。断熱・気密の数値がずば抜けていなくても、住まい方でここまで気にならなくなるのかと、良い意味で裏切られました。
全館空調の実際の住み心地は、こちらで実測データ付きにまとめています。
外の音だけでなく、家の中の音も想像以上に静か
ヘーベル板の遮音性で外の騒音が入りにくいのは期待どおり。驚いたのはむしろ室内で、二世帯なので生活音の干渉を心配していたのに、お互いの生活リズムが違ってもほとんど気になりません。
以前の家もへーベルハウスでしたが、朝は両親の活動する音で目が覚めることも多かったんです。しかし新居では二階の寝室にいると一階の音はほとんど聞こえず、完全同居型でありながらお互いのプライバシーは守られています。
ヘーベルハウスの後悔に共通する原因
9つの後悔を並べてみて、自分でもハッとしたことがあります。原因がほぼ全部、同じところに集約されているんです。それは、打ち合わせの段階で、実物・寸法・動線・方位・将来のメンテまで想像しきれず、確認が甘かったということ。
- 照明は明るさだけで決め、影のでき方まで見なかった
- ゴミ箱スペースは実寸を確認せず何となくで決めてしまった
- コンセントは家具との関係で高さを詰めなかった
- 見た目優先で、数十年のメンテ動線を想像しなかった
住み心地そのものには満足しています。ただ、色々と決める前にもう一段だけ確認と比較を重ねていれば、多くの後悔ポイントは防げたはずなんですよね。
まとめ|ヘーベルハウスで後悔しないために
住んで3か月、実際に暮らして初めて気づいた後悔を9つ、正直にお伝えしてきました。
振り返ると、後悔とは「決断のミス」ではなく、「確認と比較の不足」から生まれるもの。逆に迷った末に自分の意志で決断したところには不思議と後悔はありません。
だからこそ、これから建てる方には、打ち合わせの前に判断材料をできるだけ増やしてほしいと思っています。
その一番シンプルで効果的な方法が、1社だけで決めずに、複数のハウスメーカーのプランや見積もりを比べてみること。同じ要望でも、会社によって出てくる提案はまるで違います。「そういう手があったのか」と気づける瞬間が、細部の見落としを一つずつ減らしてくれるんですよね。比較こそが、最大の後悔対策だと実感しています。
複数社の間取り・見積もりをまとめて無料で取り寄せられるサービスがあるので、情報集めの第一歩として活用してみてください。
実際に間取り・見積もり比較サービスを利用して4社から提案を受けた実体験も詳細に書いています。
なお、入居して2週間の時点で書いた、もっと生々しい第一印象のレビューはアメブロで公開しています。3か月版の完全版がこの記事、その原点が下のリンクです。あわせてどうぞ。
